メディファーマ奈良

食事や運動で糖尿病を予防(友の会だより令和5年11月号)

毎年11月14日は、世界糖尿病デーです。糖尿病への理解を世界規模で喚起するために、インスリンを発見したカナダの医学者・フレデリック・バンティング氏の誕生日にちなんで制定されました。現在世界の糖尿病患者数は成人の10人に1人と言われており、今後も増えると予想されています。

糖尿病を予防するために、食事は揚げ物を控えめにして蒸す・ゆでる調理法にする、ゆっくりよく噛んで食べる、腹八分を心掛けることなどが大事です。マヨネーズやドレッシングなど、油の多いものは避け、甘いものも控えましょう。

運動は、激しいトレーニングが必要というわけではありません。できるだけ外出時は歩く、エスカレーターより階段を使う、ひまな時間にストレッチをする、といったことでよいのです。運動する場合は、ウォーキング・水泳などの全身運動がおすすめです。1日合計30分間~60分間くらいの運動を1週間に3~4日以上行うと効果的です。

糖尿病は一度発症すると完治が難しく、網膜症・腎症・神経障害など様々な合併症を引き起こす可能性があります。そのため、食事や運動に気を付けて予防することがとても大事です。