漢方薬を飲みやすく!(友の会だより令和4年11月号)
「漢方薬は苦くて飲みづらい」といったイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?確かに漢方薬に中には苦みを感じやすいものも多いのですが、含まれる生薬によって甘味・酸味・辛味・塩味といった味を感じるものもあります。その味も効果の一つと言われることもあるようですが、飲みづらく続けられないといった声も耳にすることがあります。
そこで、漢方薬を飲みやすくする方法をいくつかご紹介したいと思います。
1.オブラートに包む
漢方薬をオブラートに包み、そのままコップの水の中につけます。するとオブラートがゼリー状になり、ツルっと飲み込みやすくなります。
2.ココア、ハチミツ、ジャム、チョコレートなどに混ぜる
味の濃い物に混ぜることで、漢方薬独特の味や匂いが感じにくくなります。
ただし、1歳未満の子供にはハチミツは使用しないでください。
3.アイスクリーム、ヨーグルト、ゼリーに混ぜる
冷たい物は味覚を鈍らせるため、苦みなどを感じにくくすることができます。
4.服薬補助ゼリーを使用する
市販の服薬補助ゼリーの中には、漢方薬特有の匂いや苦みを感じにくくなるように作られた商品もあります。
漢方薬が飲みづらくてお困りの方は、中止してしまう前に一度薬剤師に相談してみてください。