メディファーマ奈良

コーラについて(友の会だより令和4年3月号)

世界中の人に愛されているコーラについてのお話です。

コーラは1886年にアメリカの薬剤師ジョン・ペンバートン氏によってつくられ、名前の由来となるコラノ木の種子「コーラナッツ」など天然の素材を使い、当初は頭痛や二日酔いに効果のあるカフェイン由来の「薬」としての機能をもたせていました。その後、苦みを抑えるために砂糖を加え、薬用のソーダ水に加えるためのシロップとして売り出したそうです。

当初のコーラの味わい・香りは7つの素材(オレンジ、レモン、ナツメグ、コリアンダー、シナモン、ネロリ、バニラ)で調合されていたといい、現在のコーラとは大きく異なります。

近年、全国で多様なクラフトコーラが誕生しています。クラフトとは手作りという意味と伝統的、地域性といった工芸の意味も持ちます。今回見つけたクラフトコーラは15種類以上のスパイスやハーブを使用し、その原材料の中に古事記の時代から受け継いできた柑橘・大和橘、生薬・大和当帰やキハダの実を加えた奈良の歴史を楽しむ“体にやさしい(罪悪感のない)コーラ”と記されています。現在のコーラよりもコーラの原点を踏襲しているクラフトコーラ。興味のある方は一度ご賞味ください。