メディファーマ奈良

インフルエンザワクチンの接種を(友の会だより11月号)

まもなく新型コロナウイルス感染症が国内で確認されて、2度目の冬を迎えます。

冬といえば、今年もインフルエンザの流行にも注意が必要です。新型コロナウイルス感染症の流行後は、マスクや手洗いなど、感染予防効果もあり、インフルエンザの患者数は大幅に減少しています。

「流行しないなら、インフルエンザワクチンは打たなくていいのでは?」と思ってしまいそうですが、流行がない期間が続くと、免疫を持たない人が増え続けるため、次に流行した際に例年を上回って大流行になる可能性もあります。また、インフルエンザにかかった時、ほとんどの方は1週間ほどで回復しますが、高齢の方や基礎疾患のある方は、肺炎など、重い合併症を起こし、重症化してしまう場合があります。

インフルエンザワクチンは重症化の予防にも効果的ですので、なるべく流行開始前の11月中旬から12月上旬までに接種を完了することが望ましいとされています。