かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師をお持ちですか？（友の会だより令和5年3月号）
かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師とは「何かあったら、あの先生に診てもらおう」といった「かかりつけ医」のように、「お薬をあの薬局、あの薬局の薬剤師にもらおう」という制度です。
複数の医療機関にかかり、お薬手帳を薬局ごとに分ける患者さんもいるため、飲んでいるお薬のすべてを把握できない場合があります。また、副作用が出ていないか、効果がきちんと現れているかなどを確認しながら、患者さんの治療過程に深く関わる薬剤師が求められるようになり、「かかりつけ薬剤師」制度が生まれました。
かかりつけ薬局・薬剤師には次のようなメリットがあります。
- 飲んでいるお薬のすべてを把握することで、複数の医療機関からのお薬が重複していないかチェックする。
- サプリメントや健康食品と、飲んでいるお薬との飲み合わせをチェックする。
- お薬で副作用が出ていないか、腎臓や肝臓の機能に応じた量になっているか、などをチェックする。
- 薬局が開いていない時間のお薬相談や、在宅医療のサポートをする。
この制度を利用すると、１割負担の患者さんで１回につき約３０円負担が増えます。かかりつけになる薬剤師にも一定の要件が必要です。まずは普段から何でも相談できる「かかりつけ薬局」を、そして顔なじみで何でも気軽に相談できる「かかりつけ薬剤師」を持ってみませんか。