ダニ・アレルギー対策（友の会だより2019年9月号）

一般的にダニの繁殖時期は温度・湿度の条件の揃う6から8月とされていますが、最近では冬場でも暖房や加湿器の使用で、ダニが繁殖できる条件となっています。特に寝室では、人の体温・汗による湿度、さらにフケやアカがエサとなり、ダニにとって好条件が揃っています。またダニによるアレルギーは、夏から秋にかけて発生しやすく、これはダニの死骸や糞が主な原因とされています。　対策としては、以前は天日干し・布団たたきでたたく、掃除機で吸うといったものでしたが、最近では天日干しではダニは死滅しないことが知られています。またハサミ状の手でしっかりと布団につかまっているため、生きたダニは叩いたり掃除機で吸っても取り除くことができません。ダニは60度以上の熱、あるいは50度以上の熱を20から30度以上あてることで死滅するとされています。そこでおすすめなのが、コインランドリーでの乾燥です。コインランドリーの乾燥機の温度は80度ぐらいまで達し、大きく回転することで、死滅したダニや糞を叩き落す効果が期待できます。　また、夏場の炎天下の車内でも５０度以上の環境となるため、車内で陽が当たるように布団を広げ数時間放置することで、ダニを死滅させることができます。この場合は、死滅したダニや糞を取り除くため、後から掃除機で吸うようにしてください。